今日は、切手の収集についてです。
プロ野球カードを集める前に収集しだしたのが、記念切手でした。1970年代前半から半ばくらいにかけて、記念切手の収集が小中学生の間で、かなり流行してたんですよね。
40歳未満、いや下手をすると50歳未満ぐらいの皆さんからみると、「いや、切手を集めてどうしたの?そんなに手紙をたくさん出してたわけ?」という感じなんだろうと思います。
今ではほとんど無くなってしまいましたが、当時、切手ショップなるものが、街のあちこちにけっこうたくさんありました。
通販も多かった。少年向けの漫画雑誌の裏表紙やその前のページに、よく広告が載っていました。
私が切手を本格的に集め出したのもやはり1974年。このあたりのタイミングでどうも私の中二病は始まったようです。まだ小五なのに。
この頃人気があった記念切手は、趣味週間シリーズの「月に雁」や「見返り美人」。「ビードロを吹く娘」に「えび蔵」。そして国際文通週間シリーズの「蒲原」や「桑名」など。
月に雁は、当時一枚22,000円でしたし、蒲原は4,500円。毎月の小遣いが2,000円とかの小学生にはなかなか手が出ませんでした。
そこで目をつけたのが、ちょっとマイナーだった国定公園シリーズとか国体シリーズ。
マイナーな分、値段が安いわけです。僕の周りの友達で、こんなのを集めている奴は誰もいませんでした。
でもまたそこがいい。マイナーだからいい。お小遣いの少ない身を恨みながら、自分にそう言い聞かせていました。
でも私の切手収集歴は、3年もせず終焉を遂げます。何故かというと、他の事に興味が移り、そこにお金をかけたくなったからです。
子供は残酷です。あっという間に気が変わる。それで子供心に苦い経験もしています。それはまだ次回にでも。